【実践大家コラム】賃貸保証会社の対応が加速するとき!
この記事に
賃貸保証会社にとって一番いいのは?
(1)もちろん、入居者が毎月、しっかりと遅れることなく、家賃を入金することです。大家さんと同じです。
(2)次は、家賃が不払いが発生して、賃貸保証会社が、入居者の代わりに、家賃を負担するものの、入居者が賃貸保証会社の口座にキチンと家賃相当額を振り込むことです。
(3)最後に、家賃が不払いとなっており、賃貸保証会社は家賃を負担しているが、入居者から賃貸保証会社の口座に振り込みがなく、その上、入居者と全く連絡がつかないことです。
とあります。
良いですね~。一番いいのは家賃が遅れることなく入金すること、とはっきり書いてありますね~。
いつだったかはやったらめったら保証会社が叩かれている時期があって、保証会社の仕事は家賃が遅れた入居者を追い出すこと、追い出せば新しい入居者が入るからそこでまた保証料が取れるなどと、若干寝ぼけた理論をかざす方々がいましたね。
入居者を退去に追い込んだら家主に文句言われますし、新しい入居者を入れて保証料を取るよりも継続して住んでもらって更新料を払い続けてもらったほうがずっと得です。保証会社は基本的にストックビジネスですから。
新規の保証料ばかりを取っていこうとすると必ず自転車操業になりますので危うい状態です。しかし、悲しいかな、そういうのは外部には伝わらないんですよね。
ところの、この記事の中には、N賃貸保証会社という記載があります。いつだったか、保証会社をアルファベット表記するとどうなるのかを試したことがあります。
そこに当てはめると、このN賃貸保証会社は日本セーフティーでしょうか?それともニッポンインシュアでしょうか?大穴はナップです。
記事をよく読むと2ヶ月目で法的手続きを検討し、3ヶ月目に入って訴訟準備(?)をはじめ、退去させて原状回復費用まで立て替えたとのことです。結局訴訟はしなかったように読めます。
私は最初に浮かんだのは日本セーフティーですね。原状回復費用まで保証している点と入居者と何かがあって退去した、というのが引っかかります。N賃貸保証会社というのが本当にイニシャルNの保証会社なのか分かりませんが、日本セーフティーならありうる話です。
しかし、読んだ後、疑問が出ました。この記事を読むと、なんとなく退去した際に家主には退去連絡が保証会社からあったようにも読めます。入居者からの退去連絡かもしれませんが、原状回復費用の同意はどの時点でもらったんだろう?と不思議です。
どういうことかというと、通常、原状回復費用の立替は明け渡しの際に入居者が同意した金額を立て替えるからです。勝手に原状回復費用を立て替えるとトラブルの元です。
私の深読みしすぎなのか、保証会社の原状回復費用保証のオプションが特殊なのか・・・。

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