ちなみに音楽記号のダ・カーポは「はじめから」というなのですが、保証会社のダ・カーポの由来はこれと関係あるのでしょうか?まさか、家賃が遅れた入居者に退去してもらって「はじめから」やり直すという意味、ということはないと思いますが・・・。
このダ・カーポが資本金を増資したそうです。2,000万円から3,000万円に。1,000万円ですから大きいといえば大きいですが、そこまでたいした金額ではありません。私はいつも思います。資本金を増やしてどうするんだろう?
資本金が多いとなんとなく会社としてすごそうですよね。なんとなく安心できますよね。なんとなく大手企業に見えますよね。そんな感じがします。
もしくは、戦略的に銀行から融資を受けやすくする、融資の金額を大きくするために資本金を増やしているのだろうかと思う。なぜか保証会社は資本金を増やしたがる傾向にあるようです。やはり、借り入れだろうか?
一例ですが、大手保証会社の日本賃貸保証(JID)の資本金は下記のように推移しています。
1995年5月 3,500万円
1996年2月 1億円
1998年8月 1億1,470万円
2002年4月 2億1,320万円
2003年6月 3億5,000万円
2005年10月 4億4,225万円
2005年12月 5億2,500万円
2006年3月 7億9,500万円
現在に至る
結構、小刻みに増やしていますね。定期的に出資者が出てきているということだろうか?しかし、JIDの場合、2006年を最後に増資をしていないので、これで十分ということだろうか。経営のことは難しくてよくわからない。
かたや、資本金を増やさない保証会社もあります。日本セーフティーです。売上規模で業界最大手なのに資本金は9,900万円です。私の拙い知識では、資本金が1億円未満であれば税金の面で得をしたはずです。企業努力がこんなところにも。

ご意見は info@hoshokaisha.jp まで
- 関連記事
-
-
リーガル賃貸保証、GAテクノロジー、イタンジの本社が変わるそうです。 2019/01/09
-
オリコフォレントインシュアの営業収益は77億円【前年比+42億円】 2019/06/11
-
日管協短観2017年度下期データ。家賃滞納は全国で6.6% 2018/06/15
-