サービス名はカリヤス。カリヤスの特設サイトを見てみるとオフィスの敷金を0~1ヶ月に、連帯保証人は不要、原状回復費用は無料、保証委託料は無料と来ています。
保証委託料が無料だとすると、いったいどこから利益を出しているのか。サイトを読み進めると、保証委託料はビルオーナーが負担するそうです。更新料については記載がないものの、なんとなく、ビルオーナーが負担しそう。すると、企業としてはオフィスを借りる際に費用の手出しがほとんどなくなるんじゃないかな。
福岡、熊本限定としているのは地方創生とかそういうやつだろうか。悪い言い方をすれば、東京には放っておいても企業が進出してくるので、地方に活を入れ、呼び込むためにはここまでする、ということかもしれない。
提出資料に決算書3期分とあるということは審査はしっかりして、支払いに問題のない企業に貸しているようです。う~ん、日本商業不動産保証って社員数でいうと大したことないはずなんですが、代表がすごいのだろうか。最近、ガツガツやってますよね。
しかし、気になったのは原状回復費用が無料という内容。重過失とか意図的に破損があれば当然、テナントが原状回復するのでしょうが、通常使用では原状回復費用が掛からない前提のよう。ここは、後々揉めないとよいが・・・。
なお、日本商業不動産保証は家賃債務保証会社ではないので、そういう意味では競合ではないんですが、敷金保証会社なので十分に競合になりうる会社なので、業界的には脅威といえば脅威です。
家賃が遅れる可能性が低く、他との差別化で入居率を高めたいなら敷金保証。
家賃が遅れる可能性があり、リスクを減らして入居率も高めたいなら家賃債務保証。
のように住み分けがされるようになるのかもしれない。

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