今回は「見つからなかったもの編」だそうです。
何が見つからなかったのかは全保連の新しいCM(1月5日配信)を見れば分かりますが、ざっくり概要をお伝えすると
都会(?)に出たが連帯保証人がおらず部屋が借りられなかった。
だから田舎(?)に帰ってきた。
という内容です。
そんなあなたに全保連、でCMが終わるわけですが、何度見ても私には連帯保証人の代行屋に見えます。
このCMを見てすぐに分かるのは業界人だけのような気がしてなりません。
普通の思考回路では「保証人が見つからなかった」→「そんなあなたに全保連」→「あー、全保連は保証人をしてくれるんだ」となるのではないでしょうか。
ただ、一般消費者にとっては連帯保証人も家賃債務保証会社も同じなのかもしれませんけど。
しかし、不動産屋も不親切ですね。今時の不動産屋なら連帯保証人が用意できないと言うお客さんが来たら家賃保証会社を紹介すると思いますよ。そうしないとせっかくのお客さんが逃げちゃいますからね。家賃保証会社からの手数料も入らないし。
そして私は思うのです。不動産屋は保証会社を紹介しなかったのではなく、この人に部屋を貸したくなかったのではないでしょうか?例えばですが、保証会社ブラック(過去に家賃滞納があってそのまま逃げちゃった人)とか無職とか。
田舎から都会に出る場合、仕事が決まっての上京なら問題なく部屋は借りられますが、仕事が決まっていない場合、つまり無職の方には部屋は貸せません。貸せるのは貯金があって、敷金などを上乗せで支払える場合です。
しかし、敷金の上乗せで借りるというのも最近は聞かなくなった話です。なぜなら家賃保証会社が入るからです。敷金を上乗せで入れても家賃滞納が続けば上乗せしても足りなくなるということは十分に考えられます。そういう意味では家賃保証会社を入れないと怖くて部屋を貸せないというのが貸主側の立場ですから。
仕事がないと部屋が見つからない。部屋が見つからないと部屋が貸せない。
鶏と卵、どっちが先かみたいな話ですが、何も無い状態で上京するのはやめましょう。

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