ジェイリースと言えば、先日いろいろあって、東京証券取引所に改善報告書を出しています。業績にどう影響しているのか注目ですね。
家賃保証会社は一部の例外を除いて、右肩上がりに売上は伸びていますので、売上が伸びているのは想定の範囲です。2018年3月期の売上高が約50億円で、2019年3月期予想が61億円ですので、11億円伸びていることになります。民法改正がプラスに作用していると言われているとはいえ、これはかなりすごいですね。
ただ、通期の純利益予想が9000万円というのはどういうわけだろう?売上高61億円に対して9000万円というと利益率が低すぎるように見えます。昨年比では純利益は+1億6000万円とはいえ、昨年はマイナスでしたからかなり厳しい数字に見えます。
そして、代位弁済回収率は95%を維持しています。相変わらず高い数字ですね。前回、計算方法にカラクリがあったのではないかと指摘しましたが、現段階でも95%と公式で発表しているということは、信じがたい数字ですが正しいのかもしれません。
代位弁済回収率が高い要因としては主に2つ考えられます。
・回収部隊が頑張っている
・審査が厳しい
回収部隊はいつでも、どこでも頑張るものですから、回収行動がマニュアル化されていて、最適化されているか、審査時点で源泉しているので家賃が遅れても回収が比較的容易か、なのだと思います。
しかし、ジェイリースはどちらかと言えば審査が緩い会社だと聞いています。実際はどうなんでしょうか。
ちなみに、短期借り入れ金が26億円もあります。昨年は13億円でしたから更に増えています。売上61億円で純利益9000万円で短期借り入れ26億円というのはどのように解釈すればよいのでしょうか?
会計に聡い方、解説をお願いします。

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