なかなかにおもしろい記事ですのでご紹介します。
記事では若年層の家賃滞納には3つの共通点があるそうですが、その共通点というのがおもしろい。
共通点1.家賃保証会社を使う
共通点2.身の丈を超えた部屋を借りてしまう
共通点3.明け渡しのときに部屋が汚い
とあります。
タイトルだけ読むと、家賃保証会社を使う人は家賃が遅れる人、みたいな印象を受けますが、読んでみるとまったく違いました。
現在では家賃保証会社を使うのは一般的なことです。家賃がちゃんと払える人も家賃保証会社を利用して部屋を借りることも非常に多いはずです。それは1つには連帯保証人がいても連帯保証しなかったり、親族がいなかったり、疎遠だったりと様々な理由があります。
ここで言っている家賃が遅れる若年層というのは家賃保証会社を使わざるを得ない方のことです。今では家賃保証会社の利用率は7割とか8割とか言われていますが、1割2割は連帯保証人だけでも部屋を借りられる物件があるということです。しかし、家賃を遅れる可能性の高い若年層は、社会的信用度合いも低く、連帯保証人だけでは部屋を借りられないことが多いということがあります。
また、家賃保証会社を使えば審査には通りやすくなりますので、自分の支払える限界を超えている場合であっても部屋を借りることができます。これはある意味では家賃保証会社が悪いのでしょうが、「借りたい」を」手助けするのが家賃保証会社の役目ですので一概に悪いとも言い切れないでしょう。
実際、貯金が相当あるので高い部屋に借りたい、しかし審査に通らないので家賃保証会社を利用して借りたというケースはあります。一方、自分の月の給料とほぼ同額の家賃に住みたいと審査を通したところ、後々滞納に繋がったというケースもります。後者は配偶者が働いていて高収入だったので最初は良かったんですが、後々家庭内トラブルから支払い遅延に繋がった場合です。
家賃保証会社がなければ家賃滞納はなかったはずだ、と思う方もいるでしょうし、家賃保証会社のお陰で収入が低いけど預金があるので部屋が借りられたということもあります。どっちが良いと考えるかは考え方次第です。
あと、記事を読んでいて保証会社あるあるを感じたのですが、家賃を遅れる人はきちんとしていない方が多いです。それほど難しいことは言っていません。掃除をしてください。整理整頓してください。それだけで精神状態が落ち着きます。考え方もちゃんとしてくると思います。
過去に、お前ら(家賃滞納者)に告ぐを書いていますので、こちらもご参照ください。

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