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孤独死を見つけるのは家賃保証会社の仕事?

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ちょっと孤独死のお話をいたします。

平成から令和に変わりましたが、日本の人口問題、高齢者問題は一向に解決が見えず、今後はますます悪化するそうです。日本の人口は今後減少するといわれていますが、問題になるのが孤独死です。

孤独死問題はだいぶ前から問題視されていたのですが、最近特に顕著な気がします。

ちなみに全国の孤独死の3分の1は東京で起きているそうです。

私は東京で全国の半分くらいの孤独死があるのではないかと思いました。ものすごく体感で根拠のない数字ですが。

それくらい東京の孤独死は多いです。

では、賃貸で孤独死が起きるとどうなるのか。家主や管理会社、仲介会社もものすごく気になるのでしょうが、家賃保証会社にも大きく関わる問題です。

もし孤独死が起きた場合、家賃保証会社はどう動くか、主に下記の4パターンです。

1.相続人を探す
2.緊急連絡先に連絡する
3.役所に連絡する
4.保証会社で撤去、処分

1.相続人を探す



契約者が亡くなった場合、すぐに動くのが相続人がいるかどうかを調べることです。契約時にもらっていた書類(住民票、印鑑証明書、免許証の写しなど)を中心に連絡が取れる可能性があるところに片っ端から連絡します。あと警察にも聞きだせる情報を聞きます。

相続人がいない場合には家賃保証会社か家主で荷物搬出を行う必要が出てきますが、搬出に時間がかかりますし、処分する際に問題になる可能性があるので、可能な限り引き取っていただくためです。

最悪なのは相続人がいないと判断して、家賃保証会社が荷物を搬出処分し、処分後に相続人が出てきたケースです。最悪訴えられます。それが怖いので保管するんですが、ほとんどケースで連絡がないので結局、保管するだけ損することが多いです。

しかし、保管するのはリスクヘッジです。

2.緊急連絡先に連絡する



緊急連絡先に連絡するのは、緊急時だからです。本当に緊急時だからです。

多くの場合、緊急連絡先は親族です。だから孤独死になったとき一番動いてくれるのが緊急連絡先です。しかし、緊急連絡先でしかも親族だった場合でも相続人ではないし、ずっと連絡なんて取っていないし、遠くに住んでいるので、荷物は勝手にしていいよとか言われたりします。

場合によっては写真とか現金だけ取りにいきますとか言われます。

亡くなったことそのものには無頓着なことが多いです。世知辛い世の中です。

しかし、緊急連絡先経由で実際に動いてくれる親族と連絡がついたりしますで、緊急連絡先との話し合いは必須中の必須です。

3.役所に連絡する



特に生活保護の場合です。生活保護の場合、税金で引越しをし、生活費も部屋の中のものも生活保護、つまり税金で買っている関係もあり、荷物搬出や処分についても社会福祉協議会が行ってくれることがあります。

しかし、場合によっては担当者と話しても、部屋の中に現金はありましたか?それだけください、などと言ってきますので稀に喧嘩します(笑)。

また、生活保護を受けているからといって、親族が他にいないとは限りません。というか、生活保護を受けている人でも息子、娘がいるとか普通です。

扶養家族がなぜ扶養していないのか、などと言っても始まらないので素直に連絡を取ってもらいます。

しかし、荷物の引取りまでやってくれるのは稀です。

本当に世知辛い世の中です。

4.保証会社で撤去、処分



以上、すべてを行ってもまったく荷物の引き取り手がいない場合には仕方がないので家賃保証会社で荷物を搬出します。家主も次の入居者を決めたいので待っていられません。

しかし、荷物を出したからといって、すぐには処分できません。後日、荷物の引き取り手が現れると揉める可能性があるからです。

たいていの場合、相続人や荷物の引き取り手が出てきても荷物さえ返せば納得します。揉める要素がほとんどありません。

揉めるとしたら賃貸借契約を解除されたことですが(相続人は契約も相続します)、住んでいなかった期間の家賃が発生しないようにすることを理由に解除したことを伝えると、小数の揉め事の大半はなくなります。

それでも文句を言ってくる人は、何をしても、何をやっても揉めてくる、クレームのプロです。稀にいますが諦めます。

さて、このように孤独死は家賃保証会社にとっても大きな問題です。

だから孤独死は早めに見つけないといけません。発見の糸口になるのが家賃延滞だったりします。家賃は毎月振り込まれるはずなのに突然支払いがなくなった、となるともしかしたら孤独死かもしれません。

そういうこともあって、エルズサポートなんかは高齢者向けサービスを押し出していますよね。家賃保証と見回りは相性がよいのかもしれません。

ちなみに、孤独死があったときに、確認を十分にせずともすぐに荷物を出して、すぐに処分することがあります。

それは部屋の中でなくなっていて、しかも腐敗状況が激しいときです。

かなりシンドイやつです。

人間は亡くなってから時間が経過すると 溶 け ま す 

何を言っているかわからないでしょうが、私は何度も見たことがあります。見ると食欲がなくなること請け合い、お肉は無理です。

体液がついていると衛生的にも臭い的にもハードモードに突入しますので、すぐに処分します。

家賃が遅れている方の家まで行くのはなくなっていることを確認することも重要な任務の1つです。部屋の中まで行かないとわからないのでは?と思う方もいるでしょうが、アパートの場合、部屋の中どころか、アパートのフロアに着いた時点で異臭がしたりします。

マンションの場合でもフロアに着いた時点で異臭があることもありますが、密閉度がアパートよりも強力なのでドアを開けるまでわからないこともあります。

本当に世知辛い世の中だ・・・


ちなみに、部屋の中で亡くなったハードモードの明け渡しを行うと身体にも異臭がつくので、その日1日他の仕事はできません。

家賃保証会社の回収部隊は大変だというお話です。

今度、部屋の中で亡くなった案件を保証会社に振ったときには、この人も大変だな、くらいは思ってくれるとありがたいです。

ご意見は info@hoshokaisha.jp またはコメントまで

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