15秒と短い尺に入っているものは以下の2点。
1.連帯保証人がいないので部屋が借りられない
2.不可能を可能にするジェイリース
たぶん、部屋を借りるためには連帯保証人が必要なのに、自分には連帯保証人がいないので部屋を借りられない。だけど家賃保証会社ジェイリースが間に入れば連帯保証人なしでも部屋が借りられる、ということを言いたいのでしょうが果たして一般ユーザーにそこまでわかるだろうか?
確かに保証会社は部屋を借りるための連帯保証人の代わりという意味合いはありますが、2019年の今、連帯保証人の代わりというよりは連帯保証人がいてもいなくても保証会社を使う契約の方が多いです。
CMの内容が一昔前な気がします。
では、なんのためのCMなのか?
思うに、これからの新しい世代の親向けのCMなんじゃないだろうか。
今、働いていて自分で部屋を借りる人は何かしらの形で保証会社と関わっている人が多いです。2、3回引越しをしている人はどこかの保証会社を使ったことがあると考えてまず間違いないレベルで浸透しています。
しかし、新しい世代、今大学生で来年や数年後に社会人になる世代の親は既に何年、何十年も前から持ち家で引越しを経験していない、だから部屋を借りる際に保証会社を使う必要がない、と考えている人が多いのではないだろうか。
そこで部屋を借りる際に連帯保証人なしでも部屋が借りられるという刷り込み(というのか?)を今から行うことで、数年後に自分の子供が社会人になったときに自分が連帯保証人にならなくても部屋が借りられる時代ということを今から植えつけようとしているのではないか。
なぜそんなことを今からしているかというと、保証会社が増えすぎて、今の賃貸市場は7割~8割は保証会社を使う時代となって、数年後には8割~9割は使う時代が来て、となると、これはもう今まで手を出していない分野に手を出さないと市場がなくなるというのを危惧しているのではないかと思うわけです。
数年後には賃貸物件の100%に保証会社が使われる時代が来るといわれています。実際には100%にはならないにしても相当な確率で使われる時代が来ます。そして、将来的には家主、管理会社ではなく入居者が保証会社を選ぶ時代が来る、ということを見越して今から種をまいているのかもしれません。
考えすぎだろうか。
でも、そうでも考えないと2019年に新しく作るCMが「連帯保証人がいないから部屋を借りられない」なんていわないと思うのだが、果たしてどうだろうか。

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