それだけ業界内に悪い噂があるということだと思いますが、業界人として悲しいことです。そんな情報が流れるのは社員が情報を流しているからでしょう。しかも役員じゃなくて一般社員だから情報のソースが怪しい。情報の確度がない。しかも、それを聞いて他社営業が「あそこは危ないですよ!社員が辞めてますから!」とか言い出す始末。業界のモラルもまだまだ低いし、愛社精神ってのがないなと思います。いまどき、愛社精神なんて言葉は流行らないのかな。
さて、そんな私のところにもある程度の情報が入ってきます。私なりの意見ですが、JIDが潰れると言っている人は冷静になって考えて見てください。長期的に見て業績の悪いとき、良いときがあるのが会社です。一過性のものに流されて判断を誤ってはいけません。
保証会社というのはストックビジネスです。契約者が入ると最初に保証料を受け取ります。その後、1年毎に更新料を受け取ります。だから契約件数が多ければ多いほど、何もしなくても入る更新料が非常にありがたい。ただ、一度家賃が遅れると、そのまま回復せずに一気に悪化する契約者も多く、回収ノウハウがないととたんに資金が流れる。良い入居者の数を確保しつつ、悪い入居者への対処が肝心です。JIDほどにもなると契約数も相当数になります。比較的審査率も高い保証会社ですから、不動産会社としても使い勝手が良いのでしょう。つまり、多額の更新料が受け取れるということです。
もちろん新規の売上に比べれば額はそれほど大したものではないはずですが、それでも一気に倒産、とはならないはずです。人材流出の話しも聞きますが、会社が危ないから辞めます、なんて人は残っていてもその内辞める人ですから、考えようによっては在庫処分が早くできたとも言えます。役員が辞めて保証会社と立ち上げたといいますが、立ち上げたのが保証会社でなかったら応援しますけど、同業ではどうでしょうか。世間に歓迎されるかは微妙なところです。
何が言いたいかっていうと一時的に業績が悪くなる事はあっても、持ち直す可能性はありますよってことです。JIDは社長が変わりましたが、新社長の腕の見せ所ということではないでしょうか。ここで数年悪化し続けると本当に危ないです。
ちなみに過去には(今でも?)他社から危ないと言われていた保証会社もあります。全保連とかフォーシーズとかが他社から危ないと言われていましたね。今では全保連はテレビCMの効果もあって、知名度では保証会社では一番ではないでしょうか?フォーシーズはオフィスなどの保証で安定的に業績を伸ばしているようです。
何にせよ、営業担当の他社批判は間に受けないことです。
最後に、JIDの時も、全保連の時も、フォーシーズの時もそうですが、
危ない危ないと言って営業する人は恥を知りなさい。
知ってることは何でもお答えします。
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