元・家賃保証会社社員が本気で何でも答えたら

家賃保証会社に関してネットには嘘や誤解が多すぎる。だから自分が答える!

法律を知らない保証会社社員ともっと法律を知らない家賃滞納者

当たり前ですが、保証会社の社員は法律には素人です。ただ、業務上若干の知識を持っているという人は多いです。弁護士でもないので法律の素人でも良いとは思います。ですが、相手が自分よりも法律を知らないと分かると結構強気に出る方は多いようです。むしろ相手が法律を知っている人であっても、自分は法律を知ってますよ感を出して強気に出る方がいて困ります。

今回は質問に対する回答ではないのですが、とある大手保証会社(売上高は一番のあの会社)社員から家財の差し押さえをすると通達が来ているという相談をいくつか頂きました。まずもってびっくりしたのは家賃が遅れている方も結構このブログを読まれているということです。聞かれたらなんでも答えますけどね。そして次にびっくりしたのは家賃を滞納して自力で解決できずに差し押さえにまで発展している方が意外にも多いということ。

ただ、話しをよくよく聞いてみると、家賃が遅れて払えませんと言ったら、「では家具と預金を差し押さえますね」と言われただけだそうです。それってどうなの、と思います。もしかしたら本当に裁判を起こして差し押さえるつもりかもしれませんが、普通に考えてですよ、差し押さえ手続きをする前に支払い方法を話し合って、期限を決めて、それが了承できないような内容なら引っ越してください、その後の支払いはどうしますか?と話して、それでもなお回収できなそうであって、しかも換金性の高い家具や一定の収入があって預金差し押さえで効果がありそうな場合に差し押さえを行うでしょ。回収部隊は暇じゃありません。というよりも通常の会社よりも忙しい会社が多いと思ってもらったほうが良いです。大変だからこそ回収は効率的に行うので、金になるかどうかわからない差し押さえをいきなり行うとは考えづらい。

ようするに、家賃を遅れている方(=社会的弱者)は法律を知らないとタカをくくって脅しに掛けてきているわけです。そうとしか考えられない。差し押さえられたら困るでしょ、だったら何とか金を作って払ってください理論です。イマドキ流行りません。

しかし私は思うのです。こんなブログに相談してないで電話して保証会社と話せよ、と。そうしたらこう言うんです。すぐ払えと言われ、無理だと言うと怒鳴られるので怖いんです。色んな保証会社が丸くなっている中でまだまだ尖っている会社ってあるんですね。昔は回収をやりすぎて追い出し屋とか言われていたこともありましたけど、どこかの保証会社がコンプラとかインフラとか言い出してそれが流行って社会認知も進んできたんですけどね。

法律を知っているか、知らないかはとても大きい

家賃が遅れている方の相談にも乗ります。
ご連絡はinfo@hoshokaisha.jp

関連記事
  • このエントリーをはてなブックマークに追加