元・家賃保証会社社員が本気で何でも答えたら

家賃保証会社に関してネットには嘘や誤解が多すぎる。だから自分が答える!

羊の皮を被った延滞者と虎の威を借る保証会社

一昨日、まいじつというサイトで羊の皮をかぶった狼「家賃保証会社」にまつわる怖い話という記事が上がり、一部で話題になっているようです。

まずは先入観もなく、読んで見てください。そして感じてください。

いやいやいや

いやいやいやいや

わざと書いてるでしょ、これ。
書いていることはよくある内容で、別に目新しくありません。記事に出てくる消費者問題に詳しいライターというのはあなたでしょ、とほぼ特定できます。今までの記事を書き直して再度挙げたような内容です。ただ、分からない。記事の最後に出ている最大手C社ってありますね。最大手C社?最大手C社ってどこ?

前々から思っていましたが、保証会社をA社、B社やX社、Y社と言っているうちは不特定で良いですが、C社といきなり出てくるくらいですから、どこか特定の会社なのでしょう。思いつく限りだしてみましょう。

A社:Alemo、あんしん保証
C社:Casa、カプコエージェンシー
D社:ダカーポ
E社:エントランス
F社:フォーシーズ
G社:グローバルトラストネットワークス
H社:ハウスリーブ、ほっと保証
I社:イントラスト、いえらぶパートナーズ
J社:JID、ジェイリース
K社:近畿保証サービス
L社:エルズサポート
M社:マリン保証
N社:日本セーフティー、ニッポンインシュア
O社:オリコフォレントインシュア、オーロラ
P社:プラザ賃貸管理保証
R社:リプラス
S社:SFビルサポート
T社:トラスト&グロース
V社:Vesta
W社:ウィル賃貸保証
Z社:全保連
α社:アルファー

倒産した会社まで入れて無理やりアルファベットを当てはめてみましたが、B、Q、U、X、Yは思いつきませんでした。最後のαは笑うところです。さて、C社はCasaのことだろうか、カプコエージェンシーのことだろうか。どちらにしても贔屓している記事のようです。普通に考えて業界最大手は日本セーフティーか次点で全保連またはJIDでしょうね。外国人限定で最大手ならグローバルトラストネットワークスオフィス限定で最大手ならフォーシーズという感じでしょうか。外国人に関しては最近はほっと保証がかなり頑張っているようです。

次、羊の皮を被っているのは保証会社というよりも家賃延滞者の方ですね。まるで七人の侍に出てくる農民のことのようです。パロッってみましょう。

「お前たち、一体延滞者を何だと思っていたんだ。仏様だとでも思ってたのか。笑わしちゃいけねえや。延滞者くらい悪ずれした生き物はねえんだぜ。金出せって言やねえ、カード出せって言やねえ。何もかもねえって言うんだ。ところがあるんだ。何だってあるんだ。床板引っぺがして掘ってみな。そこになければ台所の引き出しだ。出てくる出てくる。ビニール袋に入った金、通帳、カード、金券。トイレの手洗い管のフタを空けてみろ。そこには隠し金だ。正直面してペコペコ頭下げて嘘をつく。何でもごまかす。どっかに隙でもありゃ、すぐ弁護士に依頼して保証会社狩りだ。よく聞きな、延滞者ってのはな、けちんぼで、ずるくて、泣き虫で、意地悪で、間抜けで、アンチ保証会社だ。だがな、そんなケダモノ作りやがったのは一体誰だ。お前達だよ、保証会社たちだってえんだよ。回収のためには家あ焼く。ドア踏ん潰す。給料は取り上げる。人夫にはこき使う。女はあさる。手向かえば警察呼ぶ。一体延滞者はどうすればいいんだ。延滞者はどうすればいいんだ。ちくしょう。ちくしょう」

嘘が含まれました。家賃を遅れる人が必ずしもアンチ保証会社ではないです。あと保証会社はこき使いませんし、さすがに女はあさりません。家を焼いたら管理会社にやられます。発言が大分過激です。っていうかほぼ嘘です。でも大意はこんな感じです。まさに羊の皮を被った狼です。でもそれはごく一部の延滞者です。
→2018年6月13日、一部書き直しました。表現が強かったので。

そして保証会社は保証会社で立て替えている手前、強気に出て回収してくる人もいます。虎の威を借りていますね。でもやはりこれもごく一部の保証会社です。

誰が悪い、どちらが悪いではなくモラルの問題だと思います。
え?上のパロディの意味が分からない?七人の侍、見てください。名作ですよ。

虎の威を借る

有給がとれれば今日みたいに早い時間から更新できます。
冒頭のライターが誰のことか分からなかったら
info@hoshokaisha.jp まで

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