この情報が一定水準に達していない方の事を情報弱者っていうらしいですね。ITに始まり、IoTとかフィンテックとか、最近はなんでも情報に結び付く動きがありますが、社会的弱者にまで情報をつけるようになりました。略して情弱。
で、ついこの間あった案件。家賃が遅れているので話しをよくよく聞くと仕事はしていて収入はあるものの昔の借金が残っていてそれを払っているんだと。もっと聞いてみると昔っていうのは本当に結構前に借りたものを未だに返しているらしい。金利から払っているから元本が減らないとかいうやつですね、分かります。で、毎月返済している額と返済している期間を考えるとどうもおかしい。払っている額が多すぎる気がする。そこでアレですよ。一昔前に流行った過払い金ですよ。
過払い金っていうのは消費者金融とかカードローンとかでお金を借りて返済するときに多く払いすぎた場合に、後から請求すればお金が返ってくるという制度(?)です。制度じゃないけど。本来払うべき金利よりも高い金利を払っている場合に発生します。何故こんな事がおきるかと言うと、利息制限法という法律と出資法という法律があって、利息制限法では金利は15%~20%しか取れないのに、出資法では29.2%まで取れます。最大で金利が14.2%も違う。消費者金融で29.2%の金利を払っていた場合には、本来払うべき金額15%~20%で計算しなおして差額が返ってきます。相当大きな額になる事もあるので、昔はどれだけとっていたんだって話ですね。貸し金の人はできるだけ多くの金利を取りたいので出資法(金利29.2%)を盾にしますが、実際には利息制限法(金利15%~20%)を適用しないといけないっていう話です。金融出身の先輩に聞きました。
で、家賃が遅れているので過払い金がある可能性があるので調査したらって教えてあげたんです。50万円とか100万円とか返ってくることもあるくらいなので戻りがあれば家賃延滞もなくなります。生活が立て直せると思ったんです。でもね、家賃延滞者は言うんです。
「借りたのは昔のことだから。家賃はちゃんと払いますから」
借りたのは昔でも払っているのは現在進行形です。そして過払い金請求手続きを数ヶ月の時間が掛かりますから、早く動かないといけないんです。家賃が遅れ続ける人はすぐには生活が立て直せないことが多いので早めに動かないといけないんです。だから教えてあげるです。そしたら家賃延滞者は言うんです。
「どうせ返ってこないよ」
「どうやって調べたらよいか分からないし」
「弁護士に依頼したらお金掛かるし」
お前のことだろ、やってみろよ、と思います。だんだん可哀そうになってきたので調べて教えてあげたんです。弁護士じゃなくて司法書士でもできること、着手金は無料でできるところもあること、成果報酬のところもあるのでとりあえず相談だけはできること、司法書士に全部任せるので実質的な負担はほとんどないこと。そしたら
「忙しいから、時間があるときにするよ」
もうね!ホントね!この情弱が!
★★(情弱よりも過激な表現)が!
とか思うわけですよ。それでも仕事だから司法書士事務所まで調べてフリーダイヤルの番号教えたんですよ。そしたら
「消費者金融に電話したんだけど、返すお金はないと言われました」
・・・この!×××が!(過激すぎるため表現不可能)とか思うわけですよ
これを読んでいる家賃が遅れている方は少なくともこんな対応をしてはいけません。自分のお金ですから、もし借金をしているなら前向きに解決するようにしましょうね。

ちなみに、せっかく家賃が遅れている方も読んでいることが分かったので、過払い金があった場合に対応してくれる司法書士事務所を紹介しましょう。
司法書士法人杉山事務所
https://www.saimuseiri-kabarai.info/
なんでも週刊ダイヤモンドでも取り上げられた、消費者金融が恐れる司法書士日本一だそうです。相談、着手金が無料で、成果報酬型なので、自己負担なく調査できるみたいですよ。
それでも家賃滞納者を見捨てません。
ご質問は info@hoshokaisha.jp まで
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