若干私の独断と偏見による、家賃滞納理由をベスト(ワースト!?)3位を決めてみましょう。
3位 失業などによる金銭問題
普通の感覚を持っていれば家賃の支払いは、それなりに優先順位が高いものなので、普通の人は家賃は遅れません。保証会社の言う、普通の人、というのは、一人暮らしで仕事をしている人のことです。実家暮らしとか資産家とかが普通じゃないとは言いません。ただ、回収部隊からすると、家賃を遅れる人の多くは一人暮らしの方です。そういう意味での、普通の人です。もっと言えば男性に多い。多分、脳の構造とかの話しにもなるのでしょうが、男性と女性を比べるとギャンブルとか交通事故とか家賃滞納とかは圧倒的に男性に多い。生まれもっての性なのでしょう。このあいだ言ったことと違うじゃないかと思う方、よく読んでくれている方です。でも矛盾はしません。
経験則で言うと、一人暮らしで失業すると頼れる人も少ないので家賃滞納になる可能性が高いです。これが家族で住んでいる場合や友人などとルームシェアしている場合などは頼れる人がいるので遅れるにしてもそこまで悪化はしません。ただ、失業したことが家賃滞納の理由であれば復職したり、生活保護を受給したりとなんとかなります。失業が要因で結果的に建物明渡訴訟にまで発展する例は稀です。
そういう意味で話せば分かる、のが失業者への対応。
2位 パチンコ
います。パチンコで家賃遅れる人。俗に言うパチンカスという奴です。玉が出た時の興奮が忘れられないのでしょう。家賃よりも優先してパチンコをします。それで勝てばよいのですが、負けます。まずもって、パチンコは負けるようにできています。でなきゃ、おパチンコ店の店長が年収1000万円とか行きません。
こんな話しがあります。
実験でサルを飼っていて、レバーを引くとエサが出てくるような仕掛けをします。サルは賢いのでその内レバーを引くとエサが出ることを学び、空腹になると自分でレバーを引き食事をするようになります。この感覚を覚えた状態でレバーを引いてもエサが出ないようにするとサルは学習して、そのうちレバーを引くことを止めます。しかし、レバーを何回か引いた時にエサが出るようにするとサルはエサが出るまでレバーを引くようになります。この何回か、の回数をじょじょに増やし、最終的に相当数レバーを引いた時にだけエサが出るようにするとサルはいつまでも、いつまでもレバーを引くようになります。
後のパチンコである。
依存症なので、これはもう無理にでも家族に協力してもらわないと家賃滞納が終わらない。かなり面倒なお客さんです。
3、落とした
います。生活保護者のことです。なぜか生活保護を受給している人で家賃が遅れている人はほとんどの確率でお金を落としたと言います。もっと上手い言い訳はないのだろうか。回収部隊はそんなことはもう聞きなれていますから(1ヶ月に10人以上から同じ話しを聞きます。)落としたと言った瞬間に、もうその人を信じません。でもなぜか、必死にお金を落として困っていることをアピールしてきます。仮に、本当にお金を落としたとして、そんなに必死にアピールしてどうする?解決策を探さないあたりはやはり家賃延滞者です。
厄介なのは生活保護を受給している方で家賃が遅れると解決策がないことです。待てば払えます。来月には一定額が確実に入りますから。でも生活保護の支給額は変わらないし、支給額はそれほど多くないので、ほぼ永遠に遅れます。分割で払ったらよいじゃない、と考えますよね?それができないような方なので若い人でも生活保護を受けて、しかも家賃を遅れているんです。
とはいえ、待つしかありません。保証会社が泣き寝入りです。

家賃は遅れないこと。お兄さんとの約束だ!
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