保証会社の従業員役:オオカミ(以下、狼)
入居者役(契約者役):子豚A、B、C(以下、すべて豚)
お上役:猟師
【状況】
豚は家賃を遅れる。狼から豚に何度も電話するがでないし、折り返しもない。仕方がないので狼は豚の家(わらの家、木の家、レンガの家)に伺う。
童話・保証会社
わらの家(家賃5万円)の場合
狼「豚さ~ん、家賃どうしたんですか~?出てきてくださいよ~」(大声)
ドンドンドン
豚(狼が来た。絶対出ないぞ。このままやり過ごそう)
翌日
狼「豚さん、豚さ~ん。無視はよくないですよ~。家賃払ってくださいよ~」(大声)
ドンドンドンドン
豚(払いたくても無いものは無いしね。話しても無駄だしね。お金が入ったらちゃんと払うよ)
翌々日
狼「貴様、出てこいや!いるのはわかっとるんぞ!出すぞ、オイ!」
ガガガガガ
豚(やばい奴が来た。こんな○○ガイ相手にしてられない)
連日の大声に豚は怖くなってしまい、翌月夜逃げ。狼は回収はできなかったが2ヶ月で家賃滞納を停めることができたため10万円の損失(狼側からの立替)ですみました。あとは逃げた豚を追う狼に任せます。もしくは10万円の損失を3万円で買ってくれる別の者に売ることも検討します。
木の家(家賃10万円)の場合
狼は連日の回収行動を繰り返しますが全くの無反応。
狼(多分、これは本当にいないな。昼は仕事をしていて、夜中に家に帰ってくるパターンだ。家賃も10万円だし、早く回収しないとすぐに負債は膨れ上がるぞ。とっとと片付けないとやばい。ずっと無視されると裁判になる。)
そこで狼は連日ドアに張り紙をします。「家賃遅れてます。至急連絡されたし。連絡なき場合、強制退去とします。」豚は強制退去という言葉に怖くなり、やはり逃げてしまいます。狼の対応に恐怖を抱き、とっとと逃げてしまいました。狼側の損失は10万円ですみました。
レンガハイツ(家賃20万円)
狼は必死に連日行動を起こしますが、全くの無反応。
狼(やばい、やばい。家賃20万円取れんかったら成績に響く。取れないなら取れないでとっとと出さないと。でも完全に無視されてるしな。この野郎、舐めてるな。えーい、やってまえ)
狼はなんとドアロックをしました。
その日のうちに豚から電話が来ました。
こうかは ばつぐんだ
豚「あのー、なんかドアに変な金属が付いてるんですけど?家に入れないんですが・・・」
狼「ああ?知りませんねー。でも忘れたものきちんとすれば良いことがあるんじゃないですか?」
豚「家賃のことですか?ちゃんと払いますんで、ドア開けてくれませんか?」
狼「知らん言うとるやろが!でも家賃払うのは良いことですねー。早く払ってくださいよ。明日にでも伺いますから用意しておいてくださいね。ほな、ばいならさん」
豚「お金はなんとかしますから。とりあえず今夜は部屋に入れてくれませんか?」
狼「俺は 知 ら ん。とりあえず明日部屋で会いまひょか?お金はそのときに受け取りますよ。ああ、部屋入れないんでしたっけ?じゃドアの前で待っといてください。ププ」
豚「でもー今夜はー」
狼「しつこいな。俺は知らんて。友達のところでも漫喫でも探したらええがな」
ー翌日ー
狼「おこんばんは。お金は用意できてますかー?」
豚「お金は用意したんで早くドア開けてくださいよ」
狼「おおきに、早う払えばこんなことならんかったんちゃいますか?豚さんも人が悪いで」
豚「やっぱり!あなたがやったんですね。すみませ~ん、おまわりさ~ん」
狼「あぁ?おまわり?お前、俺ハメたな。舐めとったらあかんど!」
猟師「君、君、ちょっといいかな。豚さんから相談受けてたけどこんなことしちゃ駄目でしょ。所で話し聞こうか」
狼「俺は知らんぞ!何のことやら」
猟師「いいから一回来なさい」
狼「おい、触んなや、俺を誰やと思っとるんや。狼やぞ」
猟師「はいはい、詳しいことは所で聞くから」
狼「おい、豚!覚えとけよ!絶対出したるかんな!」
猟師「はいはい、いいから乗って」
狼は猟師に連れて行かれてしまいました。豚はその後、別の狼が来ても、のらりくらりとかわし、お金のあるときに家賃を払いつつ暮らしましたとさ。めでたしめでたし
めでたくねーよ。誰だ、こんな話、考えた奴?しまった、俺だ!
評判が悪くなると困るので解説します。大声を上げると威迫行為にあたります。ドアの前で名前を呼ぶのは個人情報の流出です。ドアを叩くのは器物破損です(大家に怒られます)。張り紙するのは、えーと、忘れたけど何かの犯罪です。ドアロックとかマジ最悪です。住居不法侵入、器物破損、居住権の侵害など、やばい奴です。
保証会社の従業員役をオオカミさんが熱演してくれていましたが、こんな保証会社は今時いません!いませ・・・いや、若干、あ、いや、えーと・・・察してください!こんな悪いやつは即逮捕です。断言しますが、俺はドアロックなんぞしたことありません。
ただ、狼が悪いのは間違いないとして、豚も悪いですね。自分から連絡して払う約束すれば問題もこんなことにならないです。狼を擁護するつもりはありませんが、少なくとも支払日を決めておけば狼はこんな行動に出なかったはずです。そして、最後の豚は自分の都合で家賃を払っています。つまり、賃貸借契約書にある支払日を公然と破っています。これはこれでどうなの?と私の立場では思います。

酔った勢いで思い付きを書くものではない。
ご意見は info@hoshokaisha.jp まで
- 関連記事
-
-
全保連のCMが相変わらず何を言いたいのか分かりません 2019/01/07
-
登録保証会社、更に増える。予想外れまくる(現在52社) 2018/06/27
-
賃貸物件の契約では保証料が必要になるのが一般的です 2018/11/27
-