元・家賃保証会社社員が本気で何でも答えたら

家賃保証会社に関してネットには嘘や誤解が多すぎる。だから自分が答える!

深夜、早朝の連絡、訪問は違法?

ときどき、色んなものを知っている滞納者の方がいます。曰く、深夜早朝の連絡は違法。曰く、勝手に部屋に入るのは不法侵入だ。曰く、家主からの退去命令でなければ部屋は出なくても良い。

家賃が遅れている方は、どちらかと言えば情報弱者寄りの方が多いですが、稀に面倒な知恵をつけた方がいます。ただし、知識が中途半端なことが多いです。察するに、知り合いだか、詳しい人から聞いた事を鵜呑みにしているのでしょう。こちらの言うことに耳を貸さない人もいます。

深夜早朝の連絡が違法だというのは
貸金業法にある第21条1項 正当な理由がないのに、社会通念に照らし不適当と認められる時間帯として内閣府令で定める時間帯に、債務者等に電話をかけ、若しくはファクシミリ装置を用いて送信し、又は債務者等の居宅を訪問すること。

の事を言っているのだと思いますが、読んでわかるとおり、正当な理由がないのに、連絡する事です。正当な理由があれば問題ありません。そして、貸金業法が適用される業種以外には関係がない法律です。

断っておきますが、だから何時でも連絡してよいと言っているのではありません。人によって生活時間は違うので、それに合わせて行動する事はあると言っています。日中働いているサラリーマンに、深夜なら連絡つくだろうと夜中に連絡するのは黒に近いグレーです。だって、保証会社に貸金業法は適用されないから。とはいえ、深夜早朝は慎んでいます。

そもそもがそんな状態にしたのは家賃が遅れて無視しているからなんですけどね。

勝手に部屋に入るのは不法侵入です。ただ、安否確認は勝手が違います。人助けですから。安否確認でもないのに部屋の中にいるかもしれないと思って入るのは不法侵入です。事情が違います。

そもそもがそんな状態にしたのは家賃が遅れて無視しているからなんですけどね。

家主に言われないと出て行かないと言っている人は、大抵家主が来ても出て行きません。家主を言いくるめようとします。家主にとって迷惑極まりない方です。保証会社が引越しを提案するのは、そこに住んでいても生活が破綻するからです。家賃の滞納が続くと言う事は家主に迷惑を掛けていると言うことです。負債が大きくなる前に手を打とうとしているだけです。そして、保証会社はどっちみち強制退去はさせられないので、(それを分かってか)出て行かないというのは自分都合すぎます。

こういう方は裁判して強制退去にしても恨み事を言って逃げていくんですが、自分の立場を分かっていない人のようです。

そもそもがそんな状態にしたのは家賃が遅れて無視しているからなんですけどね。
なぜ保証会社にけんか腰なのか


ご意見は info@hoshokaisha.jp まで



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