民泊はAirbnbの一人勝ちで残りはそんなに儲かってないと思います。そもそも民泊が儲かりづらいのに代行会社が流行っているのがよくわかりません。推測ですが、民泊のオーナーは儲かっていなくても代行会社は手数料をしっかり抜いているので代行会社だけは薄利多売で利益が出ているのではないかと思います。オーナーが稼ぐには賃料を上げるか、そのほかのサービスに付加価値をつけるかなのだと思います。
私は民泊については素人ですが、業界人として民泊には興味があります。民泊は不特定多数が出入りしますし、寝泊りします。ホテルとは少し違いますが、法的な話を抜きにするとまるっきりホテルとか旅館と同じ扱いです。
さて、そんな民泊に保証会社がどうやって絡むのか。ほっと保証のホームページにはニュースがあるだけです。グランドゥースのホームページには何も書いていません。全く分かりませんが、保証会社がホテルに絡むのは実は難しいんです。
民泊とホテルは全く違いますが、ホテルと保証会社の話をしてみましょう。
ホテルは部屋を数日間貸すサービスです。1泊だったり、2泊だったりも多いので入ってもすぐに出て行きます。そうすると仮に保証会社が間に入ってホテル代未払いがあっても未払い客を追いかけづらいんですね。ホテルでは電話番号も住所も書きますが、本当のことを書いているかどうかはホテル側は普通そこまで気にしません。仮にホテル代5,000円、保証料500円みたいなプランがあったとして、保証会社は踏み倒す気満々の客相手にどこまで回収できるか分かりません。そもそもホテルは支払いがないということが家賃以上に稀なので保証会社を入れる必要がないし、実はホテル業界は薄利多売な業界ですので1泊5,000円の部屋の利益なんて高が知れています。保証会社を入れて利益を削る、もしくは料金を上げるなんてもってのほかです。
要するにホテルと保証会社は相性が悪い。ある意味では保険の意味合いで超安価で保証会社が入って(1泊5,000円に対して50円とか)、圧倒的多数の契約を取るというビジネスはあるかもしれませんが、賛同するホテルがあるのかは考え物です。
民泊の話に戻します。ホテルと民泊は法的には全く別ものですが、仕組みはかなり似通っています。1泊いくらで不特定多数が出入りするという意味で考えると保証会社が出る幕はない・・・ように思えるのですが。
出る幕がないと思うところに出るからビジネスチャンスやイノベーションがあるのかもしれません。もしかしたらほっと保証はすごいことをやろうとしているのかもしれない。
あるいは、単に保証ではなく別のサービスを提供するのかもしれない。

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