保証会社の記事ではありますが、今回は家賃債務保証会社のことではございません。詳細は記事を読んでいただければ分かるのですが、少々長い記事ですので概要をご説明すると、シングルマザーが子供を育てていて、元夫が養育費を払わなかった場合、明石市が保証会社への保証料を負担するので、一定額は母親の手元に入るというものです。元夫の逃げ得を許さない点と母親への福利厚生という点では評価できると思います。
保証会社の私の視点では、明石市が年間1万円しか支払わず、契約は母親というところに何かを感じますが、他の地方自治体は全く対応していないことを考えると明石市はかなり先進的なのだと思います。
記事では単に保証会社としか書いておらず、どこの会社が対応するのか分かりませんが、この記事を読んですぐに思ったのは、イントラストが養育費保証をしているという事です。
イントラストは東証一部に上場している家賃債務保証会社ですが、家賃債務以外にも医療費用保証、介護費用保証、養育費保証を行っている総合保証会社です。そのため、家賃債務保証会社とも言い切れず、比べるにしても単純比較ができないという点では特殊な保証会社です。
なお、記事には少々気になることも書かれていました。
元夫にしてみれば、元妻に取り立てられるよりも、保証会社に取り立てられたほうが「こわい」。こわい、というだけでは真意は分かりませんが、元妻からの取立ての方が怖いと思います。なぜなら元妻、元夫の関係では上下もなく、個人間だからです。経験上、元妻は元夫に遠慮がないことが多い。保証会社が入ると怖く・・・はないと思うんだけどなぁ。
しかし、保証会社からの取立てを行うことで元妻側の心理的負担は相当軽くなるでしょうから、やはり回収のプロに任せるというのは賛成です。

記事では養育費のことを触れていましたが、家賃債務にしても養育費にしても結局は、払わないといけないものを当然のように払わない人が多くなってきたから出てきたビジネスなんですよね。そう考えると悲しくなります。
ご意見は info@hoshokaisha.jp まで
- 関連記事
-
-
アレモ、ラクーンホールディングスの子会社になる 2018/12/09
-
家賃保証会社イントラストの売上単価はいくらなのか? 2018/12/13
-
なぜ家賃保証会社の契約に連帯保証人が必要なのか? 2018/07/01
-